『時は今』★☆★ 『時は今』 ★☆★お前はろくでなしか・・・・・・いつになったらやるんだ。 いったい、何が起きなきゃならないのだ。 そのために、家族が死ななければならないのか。 会社がつぶれなくてはならないのか・・・・ ガンの宣告を受けなければならないのか。 学校を出れば・・・ いい職に付けば・・・ 結婚したら・・・ 子供ができたら・・・ 金ができれば・・・ 運がめぐってきたら・・・ ・・・そういって、一体何年経ったんだ。 そのうちそのうちと、延ばし延ばしでいったい何年生きてきたんだ。 時は今しかないじゃないか。 未だかって、明日の朝、顔を洗ったことのある奴は 一人もいないじゃないか。 人は皆、自分の人生を考えることを延ばして、 周囲の事ばかり気にかけて そして・・・批判をしている環境評論家ばかりじゃないか。 それを・・・周囲の人と調和しているだと、トンチンカンな事を 言っているんじゃないのか。 それを・・・人のためといって自分をごまかしているんじゃないのか。 色々と言い訳をいって・・・環境に埋没してはいないか。 お前はいったい、いつになったら自分の人生を生き始めるのだ。 人のせいにする時は過ぎた。環境のせいだからといって、 それでお前の一生が不満に塗りたくられて、それで終わりで いいのか。 親のせいにして、不満足な自分で一生を過ごすのか。 何かのせいにする時は過ぎた。 過去はないのだ。お前が勝手に思い出しているだけではないか。 不満を改善するために・・・自分をより成長させるために 今、この時が与えられているのだ。 過去の妄想を忘れ、素晴らしい未来のために今を生きようではないか。 それをするのは他でもない。お前なのだ。 その時は『今』しかないのだよ。 昭和51年10月7日 村松智文(知守文) 越山雅代さんのブログより |